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日々のこと

中学生と語る、地域のみらい -遠山未来フォーラム-

ノリコピンです。ご無沙汰しております。

突然ですが皆さん、最近泣いてますか?
先日、不覚にもウルっときたことがあったので書いてみようと思います。

 

「遠山未来フォーラム」

公民館主催の地域の方々が自分たちの未来について話してみよう、と始まったこのフォーラムも2回目となりました。

今回は二部構成となっており、第一部が遠山中1年生による「遠山の魅力って何だろう」という疑問を1年間かけて調べ、その成果発表の場となっていました。第二部は地域の皆さんでのまちづくり基本計画に関するグループディスカッションでした。

 

第一部 遠山郷の魅力とは?

第一部の遠山中1年生による成果発表では、遠山の魅力発信PR動画をつくりたいと思ったものの、「はて、遠山の魅力ってそもそも何だっけ?」という疑問にぶち当たり、その疑問に向き合った一年間を発表頂きました。

 

 

『遠山の魅力』

 

 

皆さんならなんと答えるでしょうか?

 

簡単そうに見えて、なかなか深い問いではないでしょうか。

 

中学一年生は様々な地域の方に取材し、教わりながら魅力の再発見をしていったようでした。

 

遠山郷の魅力の一つは学校と地域の繋がりの深さかもしれません。

 

地元の中学生が知りたい、と思えば答えてくれる地域の大人が沢山います。関わりを持とうと思えば、地域の方々は繋がってくれます。

 

 

 

僕が中学生だった頃、正直地域学習の意味とか意義はよく分かりませんでした。

 

 

ただ、当時地域のおじちゃん・おばちゃん達が可愛がってくれることが何となく嬉しくて色々聞いたり、話したりしたことが記憶に残っています。

 

 

 

今の中学1年生もたった1年で遠山の魅力を知り尽くすことはたぶん、いや無理でしょう。

 

 

でも、地域の方々が優しく、時には熱を込めて話した、という事実は心に残っててほしいと思う発表でした。

 

 

 

第二部 遠山の未来について

第二部は会場に来ていた中学生と地域の方々が同じテーブルの上で、遠山の未来についてグループディスカッションを行いました。まちづくり委員会が作成中の南信濃地区のまちづくり基本計画の7つの柱について、一つテーマを選んで自由に意見を出し合いました。

 

 

<基本計画 7つの柱>

  • 1 遠山郷へ人の流れを呼び、移住定住へつなげる
  • 2 「福祉の里」構想を継承し、地域福祉・地域医療を地域で考え、助け合う仕組みをつくる
  • 3 若い世代への支援と移住者の受け入れ体制をつくる
  • 4 学校と地域の連携
  • 5 災害に備え、社会基盤を強化し、防災意識を高める
  • 6 地域資源を活用した観光・産業・農林漁業の振興
  • 7 伝統文化の継承

 

 

30分ほどの短い時間ですので、もとより答えを見つける場ではありません。

 

ただ地域がこれからどうしていくのかを知り、自分たちはどうしたいかを考えるきっかけの場にはなったかと思いました。

 

 

僕らのグループでは、中学生が多いこともありテーマは「学校と地域の関わり」について。

 

どうしたら、より地域と学校が近づくのか。アイデアやその為の障害を出し合いました。特にグループにいた中学三年生に対しては高校になっても地域と繋がりたいと思ったときはどういう方法があるかを考えてもらいました。

 

地域の大人や中学校の先生からは、

  「PTAだけじゃない、地域の人も含めた大きな学校応援組織(準PTA組織!?)があればいい」

 

中学三年生の生徒からは

  「高校になっても地域と繋がりたい。」

  「夏の御射山祭りで高校に行っても同級生と神輿を担ぐ」

  「中学時代に行っていた高齢者団体のイベントに今後も参加する」

といった意見が出てきました。

 

 

地域も学校や子どもたちと繋がりたいがキッカケが無い

 

中学生は三年間地域学習をして繋がってきたのに高校生になりそのキッカケを失う

 

 

そんな現状が見えてきたグループディスカッションでした。

 

 

 

まさかのサプライズ

 

第二部が終わり、フォーラムもまとめに入った時、中学3年生からサプライズがありました。

 

それは、地域への感謝の言葉、そして卒業式で歌う予定の「旅立ちの日に」を地域の方へ披露するという歌のプレゼントでした。

 

現在の中学三年生が熱心に地域学習をしてきたことは、地域の方々も知っていました。

それだけに感謝の気持ちと綺麗な歌声はその場にいた地域の方々全員の胸を打ったように思いました。

僕も不覚にもウルっと、公民館長と公民館主事に至っては完全に涙目になり未来フォーラムは幕を閉じました。

 

フォーラム終了後、中学三年生は三年間特にお世話になった自治振興センターの方々に改めてお礼を言い、一人一人と握手をしていました。地域と子供たちがこのように繋がる姿にウルっときてしまいました。

 

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中学生たちが地域について学ぶこと。

 

地元を知るということ。

 

簡単なようで非常に難しいことだと思います。

 

今後、人が減りどんどん厳しくなってくる地元を悲観的にみる方も多いと思います。
仕方のないことでもあるでしょう。

 

しかし、僕の隣に座った中学生はその状況を知っていても親の家業を継ぐ、と言いました。

 

 

 

 

『ここで暮らす』

 

 

 

 

現在のまちづくりのキーワードの一つです。

とても、本当にとても重い、でも想いの詰まった言葉だと思います。

 

 

戻ることが良いこと、戻らないことが悪いこと。

そんな二項対立の話ではありません。

 

ただ、地元の知り、地元の人を知り、そのうえで色々な選択をしていって欲しい。

 

そんな想いを抱いた一日でした。

 

ノリコピン

平成生まれ♂。生まれも育ちも遠山郷。大学時代を東京で過ごし就職を期にUターン。現在は市街地の会社へ毎日山道1時間通勤中。 好きなことは読書。苦手なものはリコピン、すなわちトマト。最近の悩みは遠山生活がアクティブ過ぎて本が読めないことと、友人からのリコピン摂取の強制。