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日々のこと

かりぐらし日誌「コール猟」

こんばんは、gntです。

 

 

10月に入り、あちらこちらで発情期の雄鹿の鳴き声が響いています。

 

フィールドサインの濃かったヌタ場をポイントに定めて、先日コール猟へ行ってきました。
(この前日も下見がてら入山して、同ポイントで吹いてみたものの、鹿は来ず。おそらく時間帯が悪かったんだと思います。その代わりに、少し上の方でずーっと猿が吠えていました。)

前日の小雨のためか、霧が辺りに立ち込めていました。

 

ポイントに着くと、前日にはなかった足跡や踊った痕跡でべったり。

 

これは期待できる。

 

 

 

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あ、コール猟で使う鹿笛はこんなやつです。

2種類ありますが、左側の小さい方を使います。

右側のものは、海外にいるヘラジカなどのガタイが大きい種類の鳴き声を模倣しているらしく、国内にいる本州鹿の鳴き声とは似ていません。

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早速、鹿笛を鳴らしてじっと待つ。

 

昨年にコール猟で初めて鹿を仕留めましたが、

その時のことを今でもよく覚えています。

 

 

風も止み、辺りは静まり返っていて。

 

そこへ、パキッパキッと木の枝を踏む音が少し遠くから聞こえてきて、

 

突然、雄の鹿が目の前に現れました。

 

音を出すまいとじっと体は動かさないでいるけど、

心臓の音は高鳴っていて、、、、、

 

そんなことを思い返していると、

 

10分も経たずして、奥から一頭の雄鹿が。

 

じっとしていれば、こちらに気付かずかなり近い距離まで来るので、

十分に寄せてから引き金を引きました。

 

雄だったのか、雌だったのか。

 

角はあったのか。お腹に子はいたのか。

 

体の大きさは。重さは。どんな毛の色か。獣の臭いは。

 

どうやって事切れたのか。その瞬間の眼の色が失われる様子。

 

できる限り多くの情報を受け取って、最後を見届ける。

 

そんな場面に立ち会って、五感で感じて、命をいただくことができるというのは、

 

 

有難いことで、狩猟をやって良かったと心底思います。

 

 

 

 

 

 

撃った場所から車まで下ろしていくのに、小一時間程かかってしまいました。

 

 

 

 

この後、解体して、精肉まで終わらせました。

 

 

 

弾が貫通した右前脚は鬱血がひどかったですが、

それ以外の部分はとてもいい肉質でした。

 

 

 

さてさてどうやって食べようか。

gnt

人・命・自然との繋がりを実感できる暮らしを目指し、猟師になるため遠山郷に移住。新米猟師で、介護士で、山を走ることと料理が好き。