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日々のこと

遠山郷の三角点

二等三角点「加加森」

今回の記事はとてもマニアックな内容ですので、三角点と山に興味の無い方には無意味な記事かも。

山を歩いていると花崗岩で出来た三角点の標石を見ることがあります。私は山歩きで地図を見て自分が居る場所を確認する際に三角点を利用しています。↑の写真は池口岳と光岳の間にある加加森山の二等三角点です。この時は日程に余裕があったので初日は池口集落から林道に入り登山口からテントを背負って歩きザラ薙平でテント泊、翌日は池口岳手前のジャンクションを光岳方面に左折して加加森山までのピストンでザラ薙平に戻りテント泊、最終日は初日の行程を戻りました。

二等三角点「丸見山」

三角点は測量の位置(緯度と経度)の基準点で一等~四等があります。上から見ると十字が刻まれていて側面の四面のうち一面には等級種別が刻まれています。遠山郷にはこの三角点が数十点ほど選定されています。↑の写真はしらびそ高原の隕石クレーター上にある御池山の頂上の三角点です。標石の天辺右上に丸い部分がありますが、ここにICタグが埋め込まれていて、専用のリーダーで基準点の情報を読み出すことが出来るそうです。

四等三角点「二ノ瀬」

平成以降と思いますが、最近設置された標石は金属標と呼ばれる丸い金属が埋め込まれたコンクリート製のもののようです。遠山郷に設置されている四等三角点の多くがこのタイプです。↑の写真の三角点「二ノ瀬」は数年前に設置されたものです。森林鉄道の廃線跡を歩いた時に地図を見ていて三角点があることに気がついてちょっと寄り道して撮影しました。

四等三角点「森山」

↑の写真は和田の龍淵寺さんの後の山の頂上にある三角点「森山」で、金属標が埋め込まれたコンクリート製タイプです。この様に山の中に三角点があることが多いのですが、遠山中学校の敷地内や国道152線の赤沢のバス停近くといった平なところにも三角点があります。

四等三角点「馬之瀬」

↑の写真の三角点「馬之瀬」は私の家に一番近い三角点です。これらの三角点は国土地理院が発行している25000分の1地図等に△のマーク(正確には中央に「・」がある)で記載されています。一等三角点、二等三角点、三等三角点の殆どは明治時代に選定されています。当時は目視で位置を測量していましたので、見通しの良い場所が選定されています。但し、昭和30年代に主要な燃料が薪や木炭から化石燃料に切り替えられて山に入ることが少なくなって木を切らなくなり三角点選定時は見えていた場所も木が邪魔になり見通しが悪くなっています。

三等三角点「西沢」

遠山郷の東西南北の端にある三角点をネットで調べてみました。遠山郷で最も東は三角点「西沢」で、そしてこれは最近の記事の聖岳の中に載せましたが飯田市でも一番東です。↑の写真は前の記事と異なる写真ですが、遠山郷で最も東にある三角点の「西沢」です。

三等三角点「戸倉」

遠山郷で最も西は三角点「戸倉」で、戸倉山の頂上にあります。(戸倉山については過去の記事へ

戸倉山、2018年花見宴会の図

写真左奥、お皿を載せているものが標石。写真のように物を置いたり椅子代わりにすることがありますが、本来の使用方法と異なりますので標石を壊さないように十分に注意してください。

一等三角点「熊伏山」

遠山郷で最も南は三角点「熊伏山」で、飯田市で最も南にある三角点でもあります。この三角点は名前の通り熊伏山の頂上にあります。この山は遠山郷の外からでも判る目立つ山です。長野県と静岡県の県境である青崩峠から登る登山道が一番歩かれていますが、長野県側は国道152号線が兵越峠への分岐から先が通行止めになっているので、静岡県側から峠に近いところまで車で行き歩く人が多いです。後、天龍村の満島神社(小学校の上の神社)近くから林道を進み、手掘りのトンネルを抜けて林道終点付近から明治沢を通って登る登山道もありますが沢を何度か渡るので初心者には厳しい登山道です。

一等三角点「鬼面山」

遠山郷で最も北は三角点「鬼面山」です。この三角点も名前の通り鬼面山の頂上にあります。鬼面山は伊那山地の最高峰で頂上にある櫓に登るとほぼ360°見渡すことができます。飯田市上村と大鹿村との市村境の地蔵峠から歩く登山道がよく歩かれています。地蔵峠周辺には飯田市側、大鹿村側共に車道横に車を数台駐車できるスペースがあります。地蔵峠を通る車道は飯田市側は林道蛇洞沢線で大鹿村側が国道152号線です。飯田市に入ると国道152号線は未開通区間となっていて、暫くは歩道が国道152号線になるようです。他に豊丘村から登る登山道もありますが、高度差と距離があるので私は歩いたことがありません。

因みに、遠山郷の東西南北の端の三角点については飯田市の市境の外に設置されている三角点は除外してあります。

三等三角点「黒薙」 2014.8.6

↑の写真は三角点「黒薙」で、池口集落から池口岳へ登る登山道にありました。2014年8月6日に加加森山に行く時に撮影しています。

三角点「黒薙」があった場所 2015.7.21

ところが翌年7月に黒薙まで歩いたら、薙ぎの侵食で標石があった辺りが崩れていて、柱石の下に埋設してある盤石ごと谷に落ちてしまったようです。↑の写真は崩れた現場です。この後さらに侵食が進んで木が倒れてしまっています。

青崩峠の水準点

三角点に似た基準点として高さの基準となっている水準点があります。三角点にこの水準点を含めると遠山郷の最南端の基準点は青崩峠にある水準点が遠山郷の最南端になります。↑の写真は遠山郷最南端の基準点です。

マニアックな内容にお付き合い頂きありがとうございます。この記事を作成していて過去の山歩きの写真等の資料を見ていたら、また行きたい山や新たに歩きたい稜線が出来てしまいました。時間、体力、天候と相談してぼちぼち山を歩きたいと思います。

ペフ

遠山郷在住。移り住んで10年以上。飯田下伊那のコミュニティエフエム、飯田エフエム放送(iステーション)のリスナーで、iステーションで時々、私「ペフ」の遠山郷のメッセージが読まれることがあります。ラジオに送らないことをここで発信していきます。